伊達市指定無形民俗文化財
十三講会式
(概要)
泉原山蓮昌寺において旧十月十三日に行われる日蓮上人を偲ぶ会式
(解説)
日蓮の命日に行われる法要で、十三とは、日蓮の命日にあたる旧暦10月13日、講とは集まり、会式(えしき)とは法要を意味します。
日蓮が亡くなった際に、晩秋から初冬の時期にもかかわらず、桜が咲いたと言われ、蓮昌寺では、赤・緑・白の餅と菊などで、幾何学模様の美しい高さ3メートルほどの桜が咲いているように見立てた餅柱を奉納しています。
全国にある、日蓮宗の門下にあるお寺では、旧暦10月13日に桜の造花を備えて会式が行われますが、桜に見立てた餅柱を奉納するのは全国でも蓮昌寺だけという珍しい会式です。
(現在)
毎年、11月第3土日に十三講会式が行われています。
また、番神講社(祭り青年団)による十三講祭礼も同時に行われ、土曜日夜の特設ステージを使ったバンド演奏や各種余興発表で盛り上がり、翌日の日曜日には泉原地区一円を山車(霊山太鼓)で練り歩きます。